IT業界は、元気のない日本市場の中でも成長を続ける数少ない分野です。
IT業界の労働力は流動が激しいことでも知られ、転職者も少なくありません。
そんな中システムエンジニアに求められているもの、市場価値がある素質とはどんなものなのかを考えることは重要です。

システムエンジニアに、エンジニアリングのスキルの高さが求められることは当然です。
IT業界は進歩のスピードが非常に早く、常に最新の情報を吸収する必要があります。
基本的な資格を取っておくことはもちろん、新しいスキルにも対応していかなくてはなりません。

しかし資格やエンジニアリングスキルがあっただけでは、優秀なシステムエンジニアとは言えません。
結果的に利益を多く生み出すことが、システムエンジニアにも求められているのです。
そのためには営業力も重要になってきます。
顧客との会話の中から、より高い提案をすることができなければさらなる収益には結びつきません。

また、IT企業の業務は個人の作業だけで完結することはほとんど無く、チームプレイが通例です。
そのため仲間との良好な関係が結べるか、ディレクションやマネジメントができるかという能力も重要となり、チームでの評価の高さはそのまま市場での評価に結びつきます。

システムエンジニアとして市場価値を高めるためには、常に新しいスキルを吸収しスキルアップを図ることはもちろん、コミュニケーション能力や営業力といった人間関係にかかわる素質も重要だということが言えるでしょう。